生かされている感じ | 津川診療所 福島県 福島市 精神科 カウンセリング 精神療法 心理療法 精神分析 カウンセラー

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院長あいさつ

生かされている感じ

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日常生活の中で 生かされていることを感じられるとはどんな感じか、という質問をいただきました。

 

 この質問にはちょっとひるみます。想像するに、このブログで紹介した「我々を超えた大きなものに生かされ自然や他の人達との平等性を体験することが大事だ。体験がないならそういう体験がありうるとの信念を持て」との近藤先生の言葉を踏まえての質問だと思われます。一瞬、「自分はその体験に至っていないから、この質問に答える資格はない」との返事が浮かびました。

 気持ちを取り直して、現時点で思い浮かぶことを書いてみることにします。

  まずは、生かされていることを感じるために、改めて、呼吸法をやってみることをおすすめします。前回、清々しい気持ちになる、と書きました。実は、今のところ、その感覚はそんなに強いものでも長く続くわけでもありません。大きなものに生かされている感じだ、とはとても言えません。でも、その体験を覗いている感じがある、そこに続いていそうな予感がある、と書いて、嘘をついている気にはなりません。

 お風呂とトイレを大事にするといいよ、というのも近藤先生に教わった事です。お風呂で呼吸を意識しながらゆっくり半身浴、僕も毎朝やっています。

 呼吸法をする時間の取れない、どんなに忙しい人でも、トイレには必ず行きます。その時だけでも慌てないことにしようと心を決めて、ここでは呼吸に意識を向けるのではなく、ゆっくり、小便や大便の出る気持ち良さを味わう。これもオススメです。

 クリニックまで歩いて15分のところに住んでいます。少し回り道をし、公園を二つ通るルートを歩くと、ちょうど一時間ぐらいになります。雨の日以外はそうしています。少し早めに出て公園のベンチにしばらく座っている日もあります。年ごとに、木々の緑や花々を美しいと感じる感じ方が強くなっている気がします。身体に染み入ってくる感じがし、この感じも、生かされている感じに通じていそうです。こう書くと、何かひっかかります。それほどのもんじゃないのにそれらしく書くなよ、という声が聞こえてきます。つい先日の体験を書きたくなりました。いつものベンチに座って、呼吸を意識しながら、池や木々をぼんやり眺めていました。池の向こうに人影が見え、どうも若い女性のようだと気が付いた時の、そっちに目が向く勢いの強さ。木々や花々に感じる感じ方が年ごとに強くなっているとは言ったって、それは元々微かな感覚で、強さの観点からだけ見たら、こっちに向かう方が圧倒的に勝っているんだと実感させられました。

 食事をする、お茶を飲む、そういう時にも、美味しいと感じる感じ方が深まり、そのことが生かされている感じにつながりそうだ、との予感があります。

 酒を飲んでいる時、そんなに量を飲んでいないのに、全身に、幸福感が満ちるように感じる時があります。この感覚は結構強烈です。そして、ナルシシスティックなものだけではなく、さっきの、木々や花々に感じる感覚と共通するものも含まれている感じがします。

 最後に、ナルシシズムからの連想を書きます。ナルシシズムへの自覚が増すこと、そして減っていくこと、それが、生かされている感じが増すことと全く同じプロセスではないか、そんな仮説を持っています。この仮説を自信を持って主張できるようになりそうな予感があります。

 

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