前回、2014年11月の『お知らせ』で、福島の実家にカウンセリングルームを作る予定だ、と書きました。
やっとその準備が整って、6月11日(木曜日)から福島での診療を始めたところです。
当分は、一週間のうち木曜日一日。しばらくしたら、木金の二日を診療日にする予定です。
自宅に付属した一室なので、クリニックとか医院とかより、精神療法診療室という名称がいいかな、と考えていました。ところが、保健所に届け出に行ったところ、その名称は使えないと言われてしまいました。一応理由を聞いたのですが、良く理解できない説明の後で、津川精神療法(精神科)診療室ならいい、とのことでした。津川精神療法診療室でもちょっと長いのに、それではあんまり長すぎるので、津川診療所という名前にすることに決めました。これなら何の問題もないのだそうです。
6月11日の津川診療所オープンの約一か月前から、火曜日水曜日木曜日を福島で過ごし、金曜日の朝東北新幹線に乗って目白の堀田クリニックに出勤、土日月は歩ける距離のワンルームマンションから堀田クリニックに通い、月曜の診療が終わったら夜の新幹線に乗って福島へ、という生活が続いていました。福島大宮間が約1時間強、大宮目白が約30分強です。乗り換えの時間を合わせて大体2時間しかかからないこともあるのでしょうが、今のところ、この生活パターンがしんどくて大変だという感じはありません。福島での診療日が二日になると、堀田クリニックは三日になりますが、それを今後出来る限り続けていこう、やれそうな気がする、という感じです。
津川診療所では、受付を置かず、インターフォンには僕が答えて自動開錠します。ドアを開けると正面が待合室になっていて、そこで時間まで待っていただくことになりますが、そこに呼びに行くのも、終了後の治療費の受け取りも、領収書を渡すのも、予約スケジュールの管理も、ほとんど全部を僕一人でやる、という方式です。電話にも、出られる時間には僕が直接出ます。後は留守電になっています。津川クリニックでも、今の堀田クリニックでも、以上のことをほとんど任せっきりだったので、滞りなく行える自信は全然ないのですが、やってみたいという気持ちがあります。以前からこのやり方を採用している武野クリニックのDr.武野から、Dr.武野が学んだユング研究所のあるスイスでは、このスタイルの方が一般的だと聞いた記憶があります。
去年の秋頃、参考にさせてもらおうと、Dr.堀田と一緒に武野クリニックを訪問しました。最も気にしていたのは、診療中に次の時間の予約の方のインターフォンに答えるところだったのですが、Dr.武野に色々と聞いたところ、それほど難しくないし妨害的にもならないらしいとの感触を得ました。それで意を強くしたこともあります。
ちなみに、堀田クリニックでも、受付のいない水曜日木曜日に部屋を使う必要が生じた時の為に、自動開錠の装置が導入されています。
今津川診療所の、一部屋しかない診察室でパソコンに向かっています。約44㎡あります。有明の大塚家具に何度か通って、自分なりに納得のいく家具を選びました。部屋の中に納まってみても、まあイメージ通りというか、落ち着ける雰囲気のいい部屋が出来たなあ、と思っています。津川クリニックのホームページの管理をお願いしていた城所さんに、津川診療所としてのホームページへの衣替えを依頼し、部屋の写真も撮影して貰って、そこで紹介する予定です。
引っ越しで慌ただしかったのが主な理由で、ブログの更新が遅くなりました。ホームページの衣替え後は、今までより更新の間隔を短くしたいと思っています。
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